野口英世

会津(猪苗代町)から世界へ

床柱に刻んだ決意の言葉

野口英世は、「志を得ざれば再び此地を踏まず」と生家の床柱に決意の言葉を刻みました。


英世が「医学の道」を自分の道と決めたのは左手の手術を受けた高等小学校の最終学年の頃でした。その頃英世には、左手の火傷、渡部ドクトルによる手術など数々な葛藤があり、医学の道を単純に考えることはできませんでした。


明治時代に医学を学ぶことは経済的にも至難の業でした。しかし、現在と違うのは、金がなく大学に行けない英世でも医院で修業し、検定試験で医者になる道があったことです。


伝記では簡単に医者の道を目指したと描かれることもありますが、英世にとって大変な紆余曲折があり、その道はたいへん険しかったのです。


その足跡は、猪苗代町の野口英世の生家(国登録有形文化財)が残る「野口英世記念館」や、会津若松市野口英世青春通りにある手術をした会陽医院跡の「野口英世青春館」や「野口英世青春広場」に残されています。

野口英世の生家

会津・猪苗代湖畔の貧しい農家に生まれ、一歳半の時、囲炉裏に落ちて左手に大火傷を負い、そこからはい上がり医聖となった。

野口英世の生家

執念と挑戦

英世の人生は、日本人の誰もが知っているサクセスストーリーだ。


会津、そして日本を滑走路にして世界に飛び立った野口英世から何を学ぶか。


第一にすさまじい執念である。そして第二にあくなき挑戦である。


今ある英世の千円札を手にして、自分に何ができるのか、どうすべきかを考えることである。

公益財団法人野口英世記念会のご紹介

公益財団法人野口英世記念会は、野口英世の生涯と業績をより多くの方に広く知っていただき、社会教育、文化の発展に寄与することを目的としています。実際に訪れて野口英世の生き方を感じてみるのも良いですね。

〒969-3284 福島県耶麻郡猪苗代町大字三ツ和字前田81(三城潟)
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